味覚障害になる仕組み|味細胞と味蕾の働きについて

味覚障害になる仕組み|味細胞と味蕾の働きについて

「味覚障害になるのは、どういう状態なのでしょう?」

 

 

味を感じる力が弱い、食べ物の味がおかしい・・いずれも味覚障害です。

 

 

ここでは、味覚障害がどのような仕組みで起こっているのかを紹介します。

 

 

味覚障害のキモ、味蕾と味細胞

 

 

味覚障害を語るときには外せない、味蕾(みらい)と味細胞について詳しくお話します。

 

 

味覚障害が起こるのは、味蕾の働きが十分でないからです。

 

 

味蕾(みらい)とは

 

まずは、こちらの図をご覧になって下さい。

 

 

味蕾と味細胞を表した図になります。

 

 

味蕾は「花のつぼみ」、味細胞は「花びら」のような関係にあります。

 

 

味蕾が存在する場所は、主に"舌の上"になります。それ以外にも、"上あご"や"喉の奥"にもあります。

 

 

舌にも名前があり、「有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)」「葉状乳頭(ようじょうにゅうとう)」「茸状乳頭(じじょうにゅうとう)」と呼ばれる場所にあります。

 

 

舌の真ん中あたり、舌の横と舌の奥にも味蕾がたくさんあります。

 

 

一つの大きさがおよそ50マイクロメートルと、肉眼では見えないくらい小さいもの。

 

 

味蕾の数は成人で5000個あり、あごや喉におよそ2500個ほどあると言われています。

 

 

実は乳児が一番ピークで1万個、数が減少するのは75才を過ぎたあたりから。

 

 

どうやって、味を感じる?

 

 

 

一昔前は、舌の場所によって「甘み」「苦み」などを感じているという説が有力でした。

 

 

実際は「舌にある味蕾」で、5つの味(甘み・苦み・酸味・旨み・塩味)全てを感じ取っています。

 

 

味蕾のある場所全体で、どういう味なのかを判断しているということです。

 

 

味蕾の中にある「味細胞」が、味を識別します。

 

 

そこで感じた味を、神経を通じて脳に伝達します。

 

 

この時にはじめて、わたしたちは「何味」なのかの判断ができるのです。

 

 

味細胞の働きについて

 

味細胞は、味蕾の中を構成する「花びら」のようなものです。

 

 

1つの味蕾に対して、およそ30から70個あると言われています。

 

 

味細胞の中でも、T型からW型まで種類があります。

 

 

これらのうち、味を伝えるのはU型とV型。

 

 

U型は『甘味、苦味、うま味』を検出する細胞、V型細胞は『塩味や酸味』を検出する細胞です。

 

 

食べ物が唾液と混じった状態で、味蕾の上に乗ります。

 ↓

味細胞が何の味かを感知。
 ↓

神経を通じて、脳に味を伝える

 

という流れになるのです。

 

 

ちなみに、味細胞は液状のものしか感知できませんので、唾液は必須です。

 

 

いくら味細胞が正常でも、唾液不足だと味をうまく識別できません。

 

 

味細胞は生まれ変わる

 

味細胞には、「寿命」があります。

 

 

ずっと生き続けるわけではありません。

 

 

人間の味細胞の寿命は、10日という説がありますが、1ヶ月が有力です。

 

 

つまり、一ヶ月かけて「古いのと新しいのが入れ替わります」。

 

 

この生まれ変わりの時に、亜鉛が必要になります。

 

 

逆にいうと、亜鉛が不充分な状態だと、生まれ変わりはおきません。

 

 

すると、どうなるか。

 

 

味細胞が古いままの状態になります。古い味細胞は、味の情報を正確に伝達できません。

 

 

わたしたちが一般的に「味覚障害」と言っているのはこの状態なのです。

 

 

味覚障害の回復のカギは「亜鉛」

 

「味覚障害に亜鉛が良い」と言われるのは、味細胞の生まれ変わりに必要だからです。

 

 

亜鉛があれば、しっかりと味細胞が生まれ変わりを行うので、味覚を保てます。

 

 

亜鉛は味覚以外にも、髪や爪を作る元になったり、酵素の材料になったりと、いろいろな用途で使われます。

 

 

他の用途で亜鉛が使われると、味覚で使われる分が不足します。

 

 

その結果、味細胞が古いままとなり、味覚異常を引き起こすのです。

 

 

亜鉛は食事では続けにくいので、亜鉛サプリを飲むというのも一つです。

 

 

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